新型ウイルス | さくらブログ | さくら探偵社 | 名古屋で探偵をお探しなら【さくら探偵社】へぜひ一度ご相談ください

家でビデオ見ながら寝っころがってて

世界から褒められるなんて100年に一度しかない

奇跡の期間なんだろう

プライムビデオで「感染列島」と「復活の日Virus」を観て

これからも未知のウィルスと人間の戦いがあるのだろうと感じた

鳥インフルエンザが流行した頃

ある化粧品店舗が商品の売上を不正にメーカーに申告して

バックマージンを得ていないか？

そんな調査依頼があった

店から出される梱包商品の数をカウントしなければならない

店舗は商店街の中にある

どのような調査方法にするのかを絞りだし

その店舗の前で1週間交通量調査をしているフリをして

その店舗から出る梱包商品の数をカウントすることになった

調査1日目

商店街の路地脇に急に現れた交通量調査員に

商店街の人たちはなんだあいつ？

みたいに少し不思議な目でみている

そんな時は、とびっきりの笑顔で会釈して

なにかの使命感みたいなオーラを醸し出すと

勝手に向こうが何かを理解してくれる

調査2日目

昨日もあいついたなぁ？と商店街の人たちはこちらを見ている

思いっきりの笑顔で挨拶すると

向こうも挨拶を返してくれる

しかし、2日目となると商店街の会長のような責任のある人が現れるのだ

「昨日から何をしてるんですか？」

すいません、どこにご挨拶していいのか分からず

私は民間のマーケティング調査会社でして

この鳥インフルエンザでマスクをしている方の数をデータ化する為に

昨日から1週間この商店街を通る方のマスクしている方のカウントをしているんです

「そうですか！それはおつかれさまです

そのデータ、商店街にいただくことはできますか？」

と商店街の会長は去って行った

人間はそれっぽい理由を伝えれば

納得して協力してくれる

調査3日目

長時間座ったままなのと

単調な作業の為、精神的、肉体的にやられてくる

ぼーっとしてしまい、数をカウントするカウンターを押す指が止まる

ふと店舗の中を覗くと

女性スタッフたちが私を凝視しているのだ

なんでこんなにみているのだろう？

彼女たちは私の指元を見ているのだと思った

(あいつ仕事サボってんな？

一体何をカウントしてんだよ！)

って気にされている

まったく数を数える事に目的がないので

カウントすることを忘れてしまうのだ

しょうがないと商店街を通る

巨乳の数をカウントすることにした

そのうち巨乳が1カウントなのか

2カウントなのか分からなくなってきたが

そうやって1週間

途中、精神的、肉体的にも相当やられてしまい

調査後に中華料理屋で生ビールを頼んだのだが

口にビールジョッキを運んだつもりが

右肩にかけてしまい

お店のおかみさんが「そんな飲み方した人初めて！」と笑っていた

ようやく1週間の調査が終わり

クライアントに報告すると

想像以上の結果だったらしく

もう1ヶ月の延長依頼が来た

先の見えない空虚感と疲労感がどっと出てきた

このコロナの影響の外出自粛も

同じような自粛疲れ、自粛ウツだと思う

未知のウィルスと人間の完全勝利の戦いだけでなく

未知のウィルスとうまく付き合っていく

共存の考えも持たなければいけませんね

頑張らずにがんばれ！日本！

がんばれ人間！